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参考文献

専門家責任訴訟法(新・裁判実務大系)

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『専門家責任訴訟法(新・裁判実務大系)』(川井健・塩崎勤、青林書院、2004年)は、いわゆる「専門家」によるサービスについてのトラブルを扱った理論書です。

編集者の川井健氏、塩崎勤氏は、ともに弁護士の方であり、同時に、それぞれ一橋大学名誉教授、桐蔭横浜大学法学部教授です(冒頭「編集者」より)。また、執筆者の方々は、大学教授、司法研修所教官、弁護士など、いずれも研究職、実務家として第一線で活躍されている方々です。

本書では、専門家とその依頼者とのトラブルについて、理論の紹介と判例の分析がなされています。また、専門家が利用する保険や外国における専門家の責任についても記載されています。

数少ない専門家のトラブルについて分析した書籍

本書は、専門家のサービスによるトラブルについて解説した、専門家向けの書籍です。

本書が対象としている専門家は、弁護士、公証人、鑑定人、公認会計士、司法書士、土地家屋調査士、建築士、宅地建物取引業者(宅建業者)、税理士、弁理士、不動産鑑定士、行政書士、医師の13業種です。

これらの業種が提供しているサービスについて、法的な理論、特に、サービス内容がどのような法的理論で解釈されるのかが記載されています。また、各専門家について、実際にトラブルになった事例(判例)が豊富に掲載され、分析されています。

このような専門家のサービス内容・契約内容について、体系的に論じられている書籍は、本書を除いてまずありません。そういう意味では、極めて貴重な一冊といえます。

一般的に、このような専門性が高い書籍は、ニッチなテーマであるぶん、発行部数が少ないうえに、あまり増刷されることはありません。このため、刊行から日数が経ってしまうと、入手が困難になる傾向があります。ですから、本書に記載されている専門家の方々におかれましては、早めに購入されることをおすすめします。

専門家にとって必読・必携の良書

先述の専門家の方々は、ご自身の業務内容そのものについてはお詳しいですが、その反面、一般的に、ご自身の契約内容の理論については、お詳しくはないことが多いようです。

この点については、そもそも契約実務に精通しているのは、一部の弁護士・行政書士のみでしょうから、やむを得ない部分があります。また、先述の専門家になるために必要な資格試験では、あまり依頼者との契約について、本書ほど詳しく問われることはありません。

このため、先述の専門家にとって、ご自身と依頼者との契約について専門的な検証をするためには、本書は、うってつけの書籍です。

また、本書では、実際にトラブルになり、裁判にまでいたった事例(判例)についても取り扱われています。このため、専門家とその依頼者との間には、どのようなトラブルがありうるのか、という点をチェックすることもできます。このような意味では、専門家にとって必読・必携の書籍といえます。

なお、本書は、その性質上、法律理論、判例分析などの高度な専門知識を必要とする記述があります。そのため、一部の法律職を除く、契約実務・法律理論(特に民法の知識)について馴染みのない専門家の方は、本書をご覧になる前に、契約実務や法律理論の入門書をご覧になることをお勧めいたします。

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最終更新日2012年8月21日