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業務内容の確定

ソフトウェア開発業務委託契約と業務内容

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本項では、本項では、委託者とソフトウェア開発業者との、ソフトウェア、プログラム等の開発業務委託契約書における業務内容の確定方法について解説しています。

ソフトウェア開発業務委託契約では、業務内容は、要件定義書、仕様書、設計書などの、契約書とは別の書類を作成して確定させます。

実務上、これらの書類は、契約の途中=開発の過程で作成されます。このため、これらの書類の確認と承認の手続きが重要となります。

要件定義書、仕様書、設計書等で業務内容を確定

ソフトウェア開発業務委託契約において、委託者が受託者に対して要求する、開発されるソフトウェアの内容のことを、一般的に、「仕様」といいます。この仕様を実現したソフトウェエアを開発することが、ソフトウェア開発業務委託契約での業務内容となります。

契約実務上、仕様は、一般的には契約書とは別の書類を作成して明記します。この書類は、要件定義書、仕様書、外部設計書、内部設計書などと呼ばれています。いずれの書類も、表現の仕方は異なるものの、ソフトウェアの仕様を記載したものです。

しかしながら、これらの書類は、法律上は明確な定義があるわけではありません。また、一般用語としても、専門用語としても、必ずしも明確に定義づけられているわけではありません。このため、それぞれの書類や契約書で、書類そのものが何であるかを定義づけて作成することが重要です。

なお、契約内容が、ソフトウェアの開発という行為をおこなうことを目的とした契約(=委任契約)なのか、ソフトウェアを開発して納入することを目的とした契約(=請負契約)なのかも重要です。

行程ごとに業務内容の確認と承認がおこなわれる

一般的な業務委託契約では、業務内容そのものは、契約を締結する前に確定しています。ところが、ソフトウェア開発業務委託契約では、必ずしも、契約を締結するまえに業務内容が確定しているとは限りません。

これは、ソフトウェアの仕様を確定させる作業自体が時間と手間がかかる行程であるため、現実問題として、契約締結前に仕様を確定させることが困難だからです(ただし、ごく簡単な仕様を除きます。)。

また、開発手法によっては、仕様の確定と開発を平行しておこなうこともあります。特に、いわゆる「ウォーターフォール型」とは異なる「反復型」の開発手法では、仕様の確定を開発を同時平行でおこなうことがあります。このため、そもそも「事前に仕様が確定している」ということがない場合もあります。

以上の事情から、一般的なソフトウェア開発業務委託契約では、契約の途中で仕様を確定させます。つまり、仕様の確定が契約の一部となります。

実務上は、要件定義書、仕様書、外部設計書、内部設計書などの書類を作成したうえで、委託者と受託側とがサインすることによって、仕様が確定します。これらの書類は、開発行程の進捗に応じて段階的に作成されます。このため、これらの行程ごとの仕様の確認と承認の手続きが重要となります。

なお、一般的なソフトウェア開発業務委託契約では、完成したソフトウェアの納入の前に、検査の際のチェック項目やチェック内容を明記した「検査仕様書」が作成されることもあります。この検査仕様書は、受託側がおこなった業務内容の合否にかかわる重要な書類です。こちらも、仕様が記載された書類同様、確認と承認の手続きが重要となります。

参考文献

その他の契約書のことなら「契約書の達人」

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最終更新日2012年8月21日